01.Wio TerminalでLED点滅


01.Wio TerminalでLED点滅

中国にある深圳矽递科技股份有限公司(Seeed Studio)のWio Terminalとそのバッテリーを秋月電子で購入しました。
・Wio Terminal 3300円
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-15275/
 本体にはバッテリーが入っていません。
・Wio Terminal用バッテリーベース 2500円
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-16097/
今回、各2台購入したので、11,000円以上となり送料500円が無料でした。M5Stackと同様な製品だと思います。もし、表示場所を固定し、USB電源で動作させる場合は3300円で済みます。以前スイッチサイエンスで購入したM5Stack Basicは5203円に値上がりしていました。
https://www.switch-science.com/catalog/3647/

本体正面


本体左面

右が正面


本体下面

上が正面


本体右面

左が正面


本体上面

下が正面


本体背面

右側は透明なプラスチック板になっています。


電池ボックス接続面


電池ボックス左面

右が正面


電池ボックス下面

上が正面


電池ボックス右面

左が正面


電池ボックス上面

下が正面


電池ボックス背面


機能の一部

・LCD 320x240
・Grove x8 ただし2つはだぶり
・SWx1 上下左右+push
・SWx3 push
・スライドSWx1 電源on-off-reset
・push SWx1 電池on-off
・USB Type-C x2
・microSD(16GB max)
・マイク, ブザー, 加速度計
・Raspberry Pi互換40pin GPIO
・FCP 20pin
・充電LED, 電源供給LED
・Arduino IDEで開発可能
・Wi-Fiは802.11n(300Mbps)を使用可
・BLE5.0対応
・照度センサとIRは電池ボックスに隠れてしまう

セットアップ

https://wiki.seeedstudio.com/jp/Wio-Terminal-Getting-Started/
に沿ってセットアップします。

1.LED点滅のサンプルを開く

Arduino IDEを起動(Ver1.8.19でした) > ファイル > スケッチ例 > (内蔵のスケッチ例) 01.Basics > Blink

2.Wio Terminalのライブラリーを追加

Arduino-IDE > ファイル > 環境設定 > 追加のボードマネージャのURL欄の右アイコンをクリックし
https://files.seeedstudio.com/arduino/package_seeeduino_boards_index.json
をCtrl+vで追加 > OK > OK

ツール > ボード > ボードマネージャ... > 検索欄に Wio Terminal を入力

Seeed SAM Boards by Seeed Studioをインストールし、しばらく待つ > 閉じる

3.ボードの選択

ツール > ボード > Seeed SAMD (32-bits ARM Cortex-M0+ and Cortex-M4) Boards > Seeeduino Wio Terminal を選択

4.ポートの選択

Wio TerminalをUSB接続して、本体左のスライドSWを中央へ移動して本体の電源を入れます。
ツール > シリアルポート > COM4(Seeeduino Wio Terminal)を選択
* COMの番号は場合により変わるかも

5.ボードの設定値

ツール > ボードのメニューは、以下のようになりました。
・ボード:"Seeeduino Wio Terminal"
・Role:"Master" (Slaveもあります)
・Cache:"Enabled" (Disabledも)
・CPU Speed:"120MHz(standard)" (150,180,200も)
・Optimize:"Small(-Os)(standard)" (他に4種)
・Max QSPI:"50MHz(standard)" (CPU Speed/2も)
・USB Stack:"Arduino" (TinyUSBも)
・Debug:"Off" (Onも)
・TX/RX LED:"On" (Offも)
・シリアルポート:"COM4(Seeeduino Wio Terminal)"

6.プログラムをマイコンボードに書込む

Arduino-IDE で → をクリック
エラーが出る場合は本体左のスライドSWを2回下へ押してから書込みます。

7.動作

USB CN右の本体内部にあるLEDが青点滅します。

LEDについて

https://wiki.seeedstudio.com/jp/Wio-Terminal-Getting-Started/ の
[PDF] Wio Terminal回路図v1.2
を見るとプログラム可能な可視LEDが1つあります。
2頁目
・D7 Blue 90D
 VCC3V3_MCU_D電源があり、USER_LED信号がHで点灯
3頁目
・LED1 Green 90D
 VCC_3V3電源があると点灯
5頁目
・U8 SENSOR-PD15-22C/TR8 受光
 VCC_3V3電源がある時、FPC_D13/A13信号に出力
・D10 IR 発光
 VCC_3V3電源があり、IR_CTL信号がHで発光

スケッチ


// Blink.ino
// 内蔵の青LEDが1秒on、1秒offを繰返します。

void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
  // LED_BUILTINピン(USB CNの右側にある青LED)をデジタル出力とします
}

void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);  // 点灯(High)
  delay(1000);                      // 1秒待つ
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);   // 消灯(Low)
  delay(1000);                      // 1秒待つ
}